今週の現場日記 「基礎コンクリート打設、ベース」

 皆さんこんにちは!道場建設です。

最近暑い日が続いていますが、夏バテ、熱中症には十分気を付けて過ごしていきましょう!

 さて、今週の現場日記ですが、基礎コンクリートの「ベース」と呼ばれる部分の打設が行われたので説明していきます!今回の工事では「ベタ基礎」と呼ばれる基礎を使用しています。

「ベタ基礎」とは、今現在住宅基礎で最も一般的に使用されている基礎で、住宅の床下部分になる部分全体にコンクリートを流し込んで作る基礎です!その特徴として家の重さをベースの面全体で受けるので耐荷重性が強く、それによって地震にも強く、不同沈下も起きにくいという特徴もあります!それと同時にベースはコンクリートを一体(全部一緒に)で打設するので、床下からの湿気やシロアリなどの影響を受けにくく、住宅にもいいことがあります!今説明したベースの上に立上りコンクリートが打設されて基礎は完成となります!

 余談となりますが、今現在最も使用されている基礎はベタ基礎といいましたが、少し昔までは「布基礎」と呼ばれる基礎が主流でした!この基礎は私が入社してから何件か住宅の現場を見てきましたが、ほとんど見たことがありません。この基礎の特徴はベタ基礎は面で家の荷重を受けると説明しましたが、布基礎は線で荷重を受けるというイメージです!ベタ基礎と比較すると耐荷重性等は劣ってしまうことがありますが、ベタ基礎に比べて深い位置にベースを設置するため、条件がそろうとベタ基礎よりも耐荷重性が得られることがあります!そのあたりは構造計算してどちらがいいのか検討する必要があります。そしてこの基礎は凍結による地盤の変化を受けにくいので、寒冷地ではよく採用されています!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここまで2種類の基礎について説明してきましたが、基礎の効果は家の荷重を受けるのはもちろん、湿気やシロアリの被害防止の意味があるというとこが理解してもらえれば嬉しいです!

今週の現場日記はここまでにします。皆さんお疲れ様でした!

 

今週の現場日記 「立上りコンクリート」

 皆さんこんにちは!道場建設です。

今週の現場日記では「立上り」について簡単に解説していこうかなと思います!

先週の現場日記ではベースについて説明しましたが、その上に作られるのが「立上り」となります!「立上り」とは基礎の高さを有する部分のことで、その立上り部分の上に土台を乗せるという形になります。この立上りコンクリートの打設の際に、鉄筋はもちろん、「アンカーボルト」「ホールダウン金物」を一緒に設置しておいてから打設する必要があります!

上の写真の左がアンカーボルト、右がホールダウン金物です。

アンカーボルトもホールダウン金物も住宅部分と基礎を繋げるという点では同じ役割ですが、「アンカーボルト」は土台と基礎を、「ホールダウン金物」は柱と基礎を緊結するものだと思ってもらえればいいです!これらを事前にセットしてからコンクリートを打設していきます。打設後に基礎の天端を水平にするために「天端レベラー」というモルタルのようなものを流していきます。これで立上り打設は完了となります!

 この立上りコンクリートを打設してからしばらくの間養生した後に型枠をばらすと、基礎工事はほぼ完了となります!この後に勝手口の土間や室外機用の土間などの雑土間を打設して基礎工事は完了です!そこからは土台伏せを行ってついに一大イベントの建方となります!土台伏せについては、その様子をまた次回紹介していきたいと思っているので、次の更新も楽しみにしていてください!それでは皆さんお疲れ様でした!

今週の現場日記 「土台伏せ」

 皆さんこんにちは!道場建設です。

少し更新期間が開いてしまいましたが、今週は「土台伏せ」について簡単に説明していけたらなと思います!

 土台伏せといっても木の土台のみで施工するわけではありません。土台と基礎の間に「基礎パッキン」というものを入れてから土台を乗せていきます!基礎パッキンの役割は、床下の換気を主な目的としています。一部住宅の基礎を見てもらうと、長方形の穴が開いている(床下換気口)と思いますが、それと同じ役割をしています!なぜ床下を換気する必要があるのか、それは床下に湿気があることによって土台など木部が腐食するスピードが上がってしまいます!それを防止するために換気する必要があるのです!土台もただ基礎に乗せるだけでは地震などの際に家がずれ動いてしまう可能性があります。それを防ぐために前回説明したアンカーボルトが必要になってくるというわけです!土台のアンカーボルトの位置に穴をあけて、それをボルトで緊結していきます。

ここで少し木材について説明します。木材と木材を繋げるために「仕口」という加工をするのですが、これらは昔は大工さんが現場で加工していましたが、現在はプレカット工場で加工済みの木材を持ってきて、現場では組み立てるだけとなっていて、昔に比べると作業量は減っています!現代の技術は素晴らしいですね!仕口にもたくさんの種類がありますが、ここではマニアックな内容すぎるので紹介はしませんが、興味がある人は調べてみてください!(ちなみに土台で主に使われる仕口は上の写真の左が腰掛鎌継、右が腰掛蟻継です。)木材はシロアリに弱いという特徴を持っていますが、土台には比較的シロアリに強い木材を使用して、さらに防腐剤を塗布しています。なので腐食の心配はほとんどありません。土台がすべて伏せ終わったら「大引」を施工します。

これらは床の材料と思ってもらえれば大丈夫です!

 この土台伏せが終了したら、あとは建方を待つことになります!いよいよ建方が目の前となってきました!建方までの期間更新する内容があまりないかもしれませんが、何か気づきがあれば随時更新していこうかなと思っているので、また見てくれると嬉しいです!

それでは今週はここまでにしておきたいと思います!お疲れさまでした!

今週の現場日記 祝!上棟! H様邸新築工事

 皆さんこんにちは!道場建設です。

現場日記を復活させてから早2か月ほど。そのころには地盤改良を終えていた段階だったH様邸新築工事も7月19日、ついに上棟の日を迎えました!この2か月ほどほぼ毎週現場日記を更新してきましたが、とうとうここまで来たかという感じがします。それだけ上棟は大きなイベントだということです!

 上棟の際は大工さん複数とレッカーオペレーターの方などたくさんの人が協力し合って1日作業するので、お祭りのようにとても賑やかな日になります!この日はお客様にとってとても大事な日になるので、我々も一段と気合を入れて作業に臨みました!そこでその状況の写真を紹介していきたいと思います!

 大まかに上棟の手順を説明すると、まず1階の柱を立て、梁、桁をかけて2階がある場合はそこから2階の柱を立てていきます。それらが完了したら小屋束、母屋を組み上げていき垂木を流していきます!それらの後に屋根に断熱材を敷き詰めていき、野地板を張れば大まかな作業は完了です!すごくざっくりとした説明なので、上棟について興味がある人は検索してみると面白いかもしれませんね!ここで余談になりますが、この日は雨模様の天気となりました。上棟の日に雨が降るとあまりいい印象はないかもしれませんが、幸せが降りこむ火事にならないなど雨の日の上棟は縁起のいいものでもあるのです!

 19日と20日の2日にかけて上棟を行ってこのような状態になりました!

上棟の際に今はレッカーを使用して材料を荷揚していますが、昔はそんなものはないので、すべて手作業で作業していたそうです!昔の人は凄いですね!ほとんどの一般住宅の場合1日で棟上げまで完了するので、この1日で現場の雰囲気はガラッと変わります。一気に家っぽくなり、ここから先はたくさんの職人さんが入って家を作り上げていきます!その様子もこれからの現場日記で更新していくのでこれからもよろしくお願いします!

それでは皆さんお疲れ様でした!そしてこの度は上棟おめでとうございます!