今週の現場日記 「土台伏せ」

 皆さんこんにちは!道場建設です。

少し更新期間が開いてしまいましたが、今週は「土台伏せ」について簡単に説明していけたらなと思います!

 土台伏せといっても木の土台のみで施工するわけではありません。土台と基礎の間に「基礎パッキン」というものを入れてから土台を乗せていきます!基礎パッキンの役割は、床下の換気を主な目的としています。一部住宅の基礎を見てもらうと、長方形の穴が開いている(床下換気口)と思いますが、それと同じ役割をしています!なぜ床下を換気する必要があるのか、それは床下に湿気があることによって土台など木部が腐食するスピードが上がってしまいます!それを防止するために換気する必要があるのです!土台もただ基礎に乗せるだけでは地震などの際に家がずれ動いてしまう可能性があります。それを防ぐために前回説明したアンカーボルトが必要になってくるというわけです!土台のアンカーボルトの位置に穴をあけて、それをボルトで緊結していきます。

ここで少し木材について説明します。木材と木材を繋げるために「仕口」という加工をするのですが、これらは昔は大工さんが現場で加工していましたが、現在はプレカット工場で加工済みの木材を持ってきて、現場では組み立てるだけとなっていて、昔に比べると作業量は減っています!現代の技術は素晴らしいですね!仕口にもたくさんの種類がありますが、ここではマニアックな内容すぎるので紹介はしませんが、興味がある人は調べてみてください!(ちなみに土台で主に使われる仕口は上の写真の左が腰掛鎌継、右が腰掛蟻継です。)木材はシロアリに弱いという特徴を持っていますが、土台には比較的シロアリに強い木材を使用して、さらに防腐剤を塗布しています。なので腐食の心配はほとんどありません。土台がすべて伏せ終わったら「大引」を施工します。

これらは床の材料と思ってもらえれば大丈夫です!

 この土台伏せが終了したら、あとは建方を待つことになります!いよいよ建方が目の前となってきました!建方までの期間更新する内容があまりないかもしれませんが、何か気づきがあれば随時更新していこうかなと思っているので、また見てくれると嬉しいです!

それでは今週はここまでにしておきたいと思います!お疲れさまでした!