「地元の木をふんだんに使う」ことが理想です。

「地元の木をふんだんに使う」ことが理想です。
「地元の木をふんだんに使う」ことが理想です。
本当に健康で快適な住まいとは、気候風土との調和によって実現するというのが「き楽な家」の考え方です。
そのためには、その土地の気候風土に育てられた、いわば「近くの山の優れた木」をふんだんに使うことが
理想です。この理想を実現するのが「き楽な家」なのです。

たとえば木には年輪がありますが、これは四季という環境によって生まれるものです。
熱帯地方など四季のないところで育った木には年輪がありません。年輪とは、四季の変化に対応し、樹が成長と休息を繰り返した証なのです。

四季のあるところで育った樹は、木に生まれ変わってからも四季の変化にうまく反応しようとします。
湿気の多いときには吸湿し、少ないときには蓄えた水分を放出します。
また、冬温かな木の床や板が、夏にはひんやりと心地よく感じた経験は、だれもがお持ちのことでしょう。
こうした木の持つ調湿力や調温力は、住まいと同じ環境に育った木であればあるほど、その自然環境にうまく対応できるのです。

 

 

 

木の精度・能力は「乾燥」できまります。

木の精度・能力は「乾燥」できまります。
木の精度・能力は「乾燥」できまります。
生きた素材である木は、家が建ったあとも乾燥収縮していきます。
収縮の度合いは、木材の年輪に対する方向によっても違いますし、部位によっても違います。
そして地域の気候風土や湿度になじんだあと、さらに長い時間をかけて硬化して行きます。
たとえば、世界最古の木造建築物である法隆寺の柱にして今なお「生きて」いるのです。

乾燥収縮は、木の組織が結合し、強度を増していく過程にほかなりません。
木は収縮によって、お互いの反りや曲がりの癖を認め合い、建物としての強度を増していきます。
こうした木の特長を生かしているのが在来軸組工法であるならば、
在来軸組工法にとって最も重要な技術の一つとは、木材乾燥技術であると道場建設では考えています。

木の精度と能力を導くために、道場建設では平成6年に高速パーフェクト特殊乾燥機を導入し、
いちはやく乾燥技術の錬磨に乗り出しました。
従来の天然乾燥に加え、樹種や部位、用途に応じた独自の乾燥方法を開拓していきます。
そして今日にいたるまで蓄積された乾燥技術とそのノウハウが、
「き楽な家」をつくる木の一本一本に活かされています。

 

 

 

「匠による熟練の技」が木の恵みを最大限に活かします。

「匠による熟練の技」が木の恵みを最大限に活かします。
「匠による熟練の技」が木の恵みを最大限に活かします。
木は種類によってさまざまな特長があります。
たとえばスギは、調湿・吸音能力が高く、木目の変化には独特の温かみがあり、梁や構造材に適しています。
ヒノキは強度に優れ、柱に向いているだけでなく、ヒノキチオールという芳香物質を放出します。
アテも香りがよく、また防腐・防虫効果があるため、床板や腰板に適した木といえます。
ヒバ、マツ、あらゆる木はそれぞれの特長を持っています。
また同じ種類の木であっても、木目・節目など一本一本で個性がちがいます。
見方を変えれば、大量生産・大量販売を前提とした住宅建築素材として、木ほど不向きな素材はないかもしれません。

本物の木は、画一化や均質化ができません。
そして、それらを扱う技術もまた、画一化・均質化できない、職人技の次元のものです。
「き楽な家」を建てるのは、一つ一つの木の能力や質を確かめ、木の恵みを最大限に活かすことのできる熟練の技です。精をかけた匠の技は、アフターメンテナンスにおいても、ご納得いただける末永いおつきあいをお約束します。