今週の現場日記 「鉄筋」

 皆さんこんにちは!道場建設です。

 今週の現場日記では、「鉄筋」について説明していこうかと思います!

鉄筋とは細長い鉄製の棒のようなものです!鉄筋は基礎のコンクリートを打設する前に「配筋」していくのですが、そもそもなぜ鉄筋を配筋するのでしょうか。捨てコンクリートのように鉄筋を配筋しない「無筋コンクリート」ではだめなのでしょうか。その答えは、鉄筋を配筋しないと強度が足りなくなるため、鉄筋は必要なものなのです!

 じゃあ鉄筋は住宅基礎の中でどのような役割を担っているのかを簡単に説明します!

住宅基礎の主な材料となるコンクリートは押しつぶされる力(圧縮力)に対して強く、引き離される力(引張力)には弱いという性質を持っています。その引張力に弱いという弱点を補うために鉄筋が必要というわけです!鉄筋は圧縮力には弱いですが、引張力には強いという特徴があるので、これら2つが合わさることで、お互いの弱点を克服し合い強度を出せるという仕組みになっています!それと同時にコンクリートはアルカリ性であるので、鉄筋が酸化して錆びることがなく中和されるので、ほんとにこの2つは相性が抜群だといえます!

 住宅の基礎鉄筋で一般的に使用されているのは「異形鉄筋」と呼ばれるものです。この鉄筋は名前の通り棒にいくつものコブのようなものがついており、真っ直ぐな棒ではありません。なぜ真っ直ぐな鉄筋を使わないのかというと、コブがあることで鉄筋とコンクリートが触れ合う面積が増えるので、より引張力に強くするという意味で異形鉄筋を使用するのです!

 今回紹介した鉄筋は住宅基礎のベースという部分の配筋ですが、もちろん基礎の立上りにも配筋することが必要となってきます。その様子はまた今度写真をお見せ出来たらなと思ってます!

今週の現場日記はここまでにしておきます!お疲れ様でした!